ベルギー第2の都市アントワープに行ってきました。
有名画家ルーベンスの故郷であり、「フランダースの犬」の舞台として有名な街です。
また、ダイヤモンド産業が発展していたり、国際的に活躍している優れたファッションデザイナーが多く輩出されています。
中世の時代から続く長い歴史と、格調ある伝統を感じさせる美しい街並みがどこまでも続いています。
見どころいっぱいのアントワープのおすすめ観光スポットを紹介します。
[outline]アントワープってどんな街?
ベルギーの北部にあるフランデレン地域、アントウェルペン州の州都です。
首都のブリュッセルに次いでベルギー第2の都市になります。
名前は英語ではアントワープですが、ヨーロッパではアントワーペン、アントウェルペンとも呼ばれています。
有名なものや特徴
- オランダのロッテルダム港に続きヨーロッパを代表する港湾都市です。(トン数で世界14位、ヨーロッパ内2位)
- ダイヤモンド研磨用の円盤が発明され、ダイヤモンド取引やカット、研磨として著名になりました。(確かに街にはたくさんのダイヤモンド取扱店がありました。)
- ファッションの街としても有名で、アントワープはおしゃれな街として知られています。
- 「フランダースの犬」の舞台。
- 世界遺産の登録数は4つ!(聖母大聖堂、市庁舎、プランタン=モレトゥス博物館、ギエット邸)
- 公用語はオランダ語です。(ベルギーなのに!笑)そして英語は問題なく通じ、多くの人が流暢に話せるようです。
アムステルダムからアントワープまでの所要時間
アムステルダムからアントワープまでは車でだいたい2時間ほどかかります。
ルートはこのようになっています。
道順はA2をまっすぐ進むシンプルなルートなので迷わずに行けると思います。
アントワープおすすめ観光スポット
聖母大聖堂(Cathedral of Our Lady)
123mという高い優雅な塔を持つ聖母大聖堂は、1352年から実に170年余りの歳月をかけて建造されました。
聖堂内部には「フランダースの犬」で有名な「キリストの降架」を含む、ルーベンスの秀作4点は見逃せないものとなっています。
大聖堂の鐘楼部分は「ベルギーとフランスの鐘楼群」としてユネスコ世界遺産に登録されています。
詳しくはこちらの記事で聖母大聖堂について詳しくまとめています!
聖母大聖堂はアントワープにある、ローマ・カトリック教会です。 町の守護聖人である聖母マリアに捧げられたもので、ベルギー最…
アントワープ市庁舎(Antwerp City Hall)
アントワープ、ベルギーのシュタッドハウス(市庁舎)は、グロート・マルクトという広場の西側にあります。
建設はイタリア人が参加したことから、当時この地方では例のないイタリア&フランドル・ルネッサンス様式になっており、1561年から1565年の間に建てられました。
鐘楼部分は「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されています。
私が行ったときは国旗はあまりなかったのですが、普段は日本を含む世界中の国旗が飾られていて素敵な建物です。
聖母大聖堂からは徒歩2分の場所にあります。(近い!)
グロート・マルクト
グロート・マルクトは旧市街地区の中心部にある町の広場です。
豪華な市庁舎、16世紀の精巧なギルドホール、多くのレストランやカフェがたくさんあります。
スヘルト川から徒歩圏内にあり、冬にはクリスマスマーケットとアイスリンクが開催されます。
周囲を取り囲む16世紀に建造されたルネサンス様式の市庁舎やギルドハウスの眺めは圧巻であり、中央にはアントワープの象徴であるブラボーの噴水があります。
アントワープの由来は、彼が巨人の手を切り取って投げたことに起因しています。
アントワープ中央駅
アントワープ中央駅はベルギー国内だけでなく、フランスやオランダ、ドイツと直接つながるインターナショナルな駅です。
改築後の1905年に現在の姿が完成し、100年以上にわたって人々に愛されています。
4階層の上下に重なる線路、その上には鉄製のドーム型の屋根がかぶさり、チケット売り場のある大きな広場には重厚感ある階段や装飾に溢れています。
その見た目の美しさから「鉄道の大聖堂」「世界一美しい駅」とも呼ばれており、観光地としても注目され、毎日3~4万人が行き交う大きな駅です。
ちなみに、アントワープ中央駅からGroenplaatsという聖母大聖堂最寄り駅までは3番か5番のメトロ3駅ほどで10分で着きます。
Meir
アントワープはファッションの街として有名です。
旧市街からアントワープ中央駅に向かって伸びるメール通りは、歩行者天国のショッピングストリートになっています。
アントワープで最も賑やかなエリアで、服や靴などの国際的なブランドショップが集まっています。
2007年にオープンしたショッピングセンターのスタッツフェーストザール(Stadsfeestzaal)は、市のレセプションホールを改装した、ネオクラシック様式の壮麗な建物で国内外のブランドショップが入っています。
Meir通りにはなんとユニクロまでありました。笑
個人的な印象ですが、アントワープはオランダのブランドショップがとても多かったです。
アントワープの人々はオランダ語を話しますし、距離も近いのでオランダの影響を強く受けているんだな〜と感じました。
余談ですが、実はオランダで服のサイズが大きすぎて合わずに困っていました。
ベルギー人はオランダ人より体格が小さいから私でも着れる服があるだろうと聞いていたのですが、実際はオランダと変わらないサイズ感でした。
しかし、アントワープのお店は、ミラノやパリのブランド店がたくさんあって、どれもおしゃれでかわいかったです。
まとめ
観光スポットがまとまっているので1、2日間がちょうどいいくらいだと思います。
ベルギーには、アントワープ以外にも首都ブリュッセルや街全体が世界遺産のブルージュなどの魅力的な場所があるのでそちらもぜひ訪れてみてください!